サイトへ戻る

アメリカの算数の授業

アメリカで90年代から注目されているSTEMの中から算数(Math)についてとりあげてみます。

基本的にアメリカの学校では、教科書はなく、毎日授業の際に先生から授業範囲のプリントが配布され、プリントの内容に沿って授業が進みます。なので、学年ごとのカリキュラムは決まっていますが、単元ごとの順番や進捗は先生の裁量がとても大きいです。

授業の内容は日本に比べて進度は遅いですが、文章題の中に必要のない情報が織り込まれていたり、ひっかけ問題のような文章が多く、問題の理解や整理して考える力を同時に育成することを意識している印象を受けます。また、数を理解するためにビジュアルを使ってイメージさせることに注力されていて、頭の中で想像することに役立っています。

宿題は一日あたり文章題が5問~10問程度、30分くらいで終わることを目標に作られています。

日本からの赴任者のご家族の場合、日本に戻った時に遅れが出ないよう、サプリメンタルに公文や日本のオンライン塾に通わせることが多いようです。

公立校授業のレベルを比較すると、日本の教育は学習進度に関して無駄がなく、システマチックに教え込まれる印象、対してアメリカの授業は想像力やイマジネーションを同時に育まれる印象を持ちました。アメリカの授業の補助に使われるオンラインサイトを以下にご紹介いたします。